トレーナー集客の専門家の井上佑弥です。
今回は、起業初期のトレーナー二人と二人三脚で経営安定まで走った実話をもとに、パーソナルジムの集客方法をお伝えします。
私は、人口5万人規模の地域から、80万人規模の中核都市で成功事例を持っています。
都心部と地方では集客戦略が異なりますが、基本的な考え方さえ押さえれば、どちらでも成功は可能です。
ぜひ、参考にしていただければと思います。
パーソナルジム集客法の基本的な考え方
パーソナルジムの集客方法を考える上で最も重要なのは、「地域性」と「競合状況」の2つの要素です。
都心部と地方では、取るべき戦略が大きく異なります。
例えば、都心部では競合が多いため、より独自性のある価値提案や細かいターゲティングが必要になります。
一方、地方では競合は少ないものの、認知度を上げることが課題となります。
また、オンラインパーソナルとリアル店舗では必要な施策も変わってきます。
オンラインの場合、チラシ配布やGoogleマップ対策は不要ですが、リアル店舗ではこれらが重要な集客チャネルとなります。
つまり、「どの集客方法が正解か」ではなく、「自分の状況に合った集客方法は何か」を考えることが重要です。
効果的な広告集客の方法
広告集客では、Google広告、YOUTUBE広告、facebook/Instagram広告が有効的です。
これについて解説いたします。
Google広告（リスティング広告）
Googleリスティング広告のメリットは以下になります。
✅検索意図が明確なユーザーにアプローチ可能
✅地域を絞った配信が可能
✅即効性が高い
顕在化したお客様を集客できるということですね。
検索行動をしているユーザーにアプローチできるということは、既に自分の悩みが顕在化しています。
なので、成約までの距離感が近いです。
さらにGoogle広告出稿は手間いらずで簡単でスピーディにスタートすることができます。
つまり競合多数＋マネーゲームになるということです。
これがデメリットではありますが、より即効性を期待したい方にはおすすです。
ただし起業初期のトレーナーさんにはおすすめしない集客方法です。
大手と戦うことになるので、個人では厳しすぎます。
・Google広告の賢い使い方についてはこちら
YOUTUBE広告
YOUTUBE広告の特徴は以下です。
✅ビジュアルで訴求できる
✅圧倒的認知力の向上
✅ブランディングと集客の両立が可能
日本人口の8割以上が使用しているプラットフォームはLINEに次いで2番目になります。
さらに動画広告はハードルが高いため競合が少ないです。
ここには大きなチャンスが眠っているので、ぜひチャレンジしていただきたいです。
・YOUTUBE広告で成果がでた事例はこちら
facebook広告
Facebook/Instagram広告の特徴は以下です。
✅詳細なターゲティングが可能
✅クリエイティブの自由度が高い
✅比較的低予算から始められる
一番おすすめなのでfacebook/Instagram広告です。
圧倒的なターゲティング精度に加えて、お客様になり得る方々が一番いらっしゃるのこのプラットフォームだと考えています。
広告集客で最も重要なのは「見込み顧客がどこにいるか」を正確に把握することだからですね。
ただしあなたのターゲットと私がターゲットとした方が違えば、これは＝ではないので注意が必要です。
あなたが欲しい顧客はどこにいるのか？をしっかりとリサーチしてください。利用していない媒体に広告を出しても、効果は期待できません。
また、広告から問い合わせまでの導線設計も重要です。
魅力的な広告を作成しても、ランディングページ（LP）の設計が悪ければ成果には結びつきません。
ぜひ、LP・広告・広告クリエイティブはセットで研究してください。
顕在層を刈り取るSEO対策
SEO対策はGoogleやYahoo!などで検索された方に対してアプローチする集客方法です。
もっとも集客への距離感が近い集客方法で、MEO対策と並んで大きな効果をもたらします。
実際に私のクライアント様が最も集客できているのが、SEOと広告集客です。
イメージですが、Web広告で認知を拡大し、検索した方々をSEOで刈り取るといった感じです。
地方ではSEOの競合が少ないため、都心部よりも上位表示が容易です。
競合が多い地域では上位表示に時間がかかるため、最低でも半年～1年程度先に集客が安定するイメージを持っておくと良いです。
広告集客でスタートし、さらにSEOで安定。この二軸ができあがるとかなり安定します。
パーソナルジム集客方法に必須のMEO対策
Googleマップ対策（MEO対策）は、実店舗を持つパーソナルジムにとって最も費用対効果の高い施策の一つです。
SEO集客と同様で顕在層のお客様を集客することに、とてつもない効果を発揮してくれます。
私のクライアントでも大きな成果をだしています。
ここでは、MEO対策で特に注力すべきは3点をお伝えいたします。
基本情報の充実
- 店舗写真の定期的な更新
- 営業時間や特徴の正確な記載
- お問い合わせ方法の明確化
まずは上記の情報をしっかりとまとめ、掲載差し上げることが重要です。下手に名前に業種を入れたりはしないようにしてください。
これはGoogleの規約違反になるので注意してください。また、グレーなことは避けましょう。
Googleのプラットフォームを借りてビジネスをさせていただけていますから、アカウント凍結のリスクがあるような施策はやめましょう。
口コミの収集
- 満足度の高い会員様への口コミ依頼
- ネガティブな口コミへの丁寧な対応
- 定期的な口コミ投稿の促進
店舗選びで大きな力を発揮するのが口コミです。
本当にこのジムに通ってもいいのだろうか？そういった不安を持って、そしてその不安を払拭するためにユーザーは検索行動を始めます。
そういったお客様のために、既存顧客の方にご依頼してください。
本当に満足されている方は喜んで書いてくれます。
投稿の活用
- イベント情報の発信
- 成功事例の紹介
- スタッフ紹介など
室内の写真、トレーニングの風景などあらゆる情報を投稿しましょう。
ブログ、Instagram、facebookなどに投稿しているものを流用してください。
そうすれば、投稿時間も減らせます。
やりたいことは、様々な窓口を整えお客様に情報を届けることです。
窓口が多ければそれだけ集客経路が増えるので、取りこぼしも少なくなります。
お客様としてもしっかり投稿されていて、信頼できるトレーナーさんだな。という好印象を抱いていただくことも可能です。
SNSとLINEの効果的な活用法
SNSで、一番力を入れるべきなのはInstagramです。
ただし、毎日投稿は必要ないです。
多くのトレーナーさんがInstagramを頑張っているのに集客できない…と悩んでおられます。
私にご相談に来た方々もそうでした。Instagramを否定するわけではなく、使い方を間違えなければ、大きな集客チャネルになり得るということです。
それについて経験談を解説いたします。
Instagramの活用方針
✅起業初期は投稿頻度を抑え、質を重視
✅お客様が本当に知りたい情報に焦点を当てる
さらに「ジムの雰囲気や施設、トレーナーの人柄や専門性、会員様の成功事例、トレーニング方法や考え方」だけを発信します。
人柄を全面に出すということですね。
広告、SEO、MEOでは人が見えづらいです。
なので、Instagramでは人にフォーカスした発信します。ノウハウなどはそこら中に落ちていますからね。
お客様が知りたいのは「あなたがどんな人なのか？」です。
これに答える内容や考え方を共有することで信頼関係が気づけます。つまり、顧客教育になるということですね。
なので、むやみやたらに毎日を投稿しても効果は期待できません。
・Instagram集客についての関連記事
LINEの活用法
LINEは単体の集客ツールというよりも、以下のような用途で効果を発揮します
✅既存会員様とのコミュニケーション強化
✅再来店促進のための情報発信
✅新メニューや特別プログラムの案内
✅口コミやレビュー依頼
特に重要なのが、他の媒体との連携です。
例えば、Instagram投稿からLINE登録を促し、そこから体験予約につなげるといった導線を作ることで、より高い成果を期待できます。
リストマーケティングに活用できるということですね。ただし、LINEにも注意が必要です。
なぜなら、LINEのプラットフォーム上でビジネスをしているため、いつアカウントが使用できなくなるのかわかりません。
なので必ずお客様情報は別で聞いておく必要があります。ここは超重要なので、ぜひ試していただきたいです。
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まとめ
パーソナルジムの集客方法について解説しました。
パーソナルジムの集客には、地域性と競合状況を踏まえた総合的な戦略が必要です。
単一の集客方法に頼るのではなく、広告、SEO、MEO、SNSなどを組み合わせた多角的なアプローチが重要です。
今回ご紹介していないですが、オフラインの集客もとても重要になってきます。
そして最も大切なのは、それぞれの施策を継続的に改善し、最適化していく姿勢です。
参考になれば幸いです。
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